関節アライメント
本日おいでになった三十代の女性患者さんは、わたしが以前埼玉の川口で店をだしていた頃からですからもうかれこれ十年近いお付き合いをさせていただいております。
ずいぶんと久しぶりに連絡をいただきまして来院していただきました。
近所のマッサージ店で施術を受けた翌日から腰に違和感を覚えだそうです。
その後日常の動作において痛みを伴う様になったそうです。
彼女は鍼灸の学生さんで、学校で鍼を打ってもらい一時的な痛みの軽減はできるらしいのですが、時をおくとまたぶり返すらしく根本から見直すためにわたしに連絡をくださったわけです。
みせていただくと体重の支持方向が完全にズレておりました。
痛みを回避するための不自然な姿勢が癖になり関節のアライメントが不整合を起こしていたんですね。
鍼灸は痛みを緩和すると言う事については絶大な効果をもたらすのですが、その痛みを起こす原因は何かを考えて症状の再発を抑制する事を別途考えないと今回のように一時的な物で終わってしまいます。
今回は幹部に鍼を挿入し中殿筋や大腿部の内転筋をリリースたまま正常な運動方向を維持出来るように簡単な下肢の介助運動をしていただきました。
施術後は動きが回復したと言ってくださいました。
運動を矯正しないままで終わりにしたらまた以前の繰り返しになるし、そのまま不自然な運動を放置したなら股関節、膝関節などにも負担がかかります。
アライメント不整合とは曲がったままの蝶番を無理に動かし続ける用なものですから、周りが負荷によりすり減ったりする事もありますからね。
みなさんも色々な治療を受けて痛みは軽くなるけど一時的な効き目しかないと思ったらご相談くださいね。